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社会人ビッグバンドで歌謡曲やアニソンなどをアレンジして演奏することはダメなのでしょうか?

Q. 昔やっていた社会人ビッグバンドで、歌謡曲やアニソンなどをビッグバンドアレンジして演奏してたのですが、それは著作権的には非常にめんどくさい部類になるのでしょうか?

昔やっていた社会人ビッグバンドで、歌謡曲やアニソンなどをビッグバンドアレンジして演奏してたのですが、それは著作権的には非常にめんどくさい部類になるのでしょうか?
例えば、包括契約してるYouTubeなどでもその演奏をアップするのは難しいのでしょうか?

あと、例えばアドリブの中で別の曲のフレーズを引用したりすることなんかあると思いますが、そのへんはどういう扱いになるのでしょうか?
ジャズに限らず、例えば有名なエマーソン,レイク&パーマーの展覧会の絵の16分30秒あたりから、ビル・エヴァンスの「インタープレイ」をまるまる1コーラス引用してますが、これは著作権的にはどうなるんでしょう?

ついでにお聴きしたいのですが、ジャズ演奏でメロディーをフェイクして吹くのは厳密には著作物の無断改変にあたるのでしょうか?

ずっと昔から気になってました。

レッスンの話題からずれて申し訳ありません。
対面レッスンの新しい形とは?「JASRACが音楽教室から著作権料を徴収」がヒント コメントより

A.既存曲のアレンジを行う場合は著作権利者に許可を取る必要があります

結論から言うと「歌謡曲やアニソンのビッグバンドアレンジ」を行う場合は著作権利者に許可を取る必要があるので、許可を取っていないなら著作権的にはNGです。

ただ実際、商業利用していない個人が編曲したものをバンドで演奏したりYouTubeにアップする事に対して、著作者がわざわざNGを出しに来るかというとほぼ無いと思いますが…。

ちなみにアドリブに関しては状況が非常に曖昧です。

ジャズのアドリブ演奏そのものには著作権があります。
アドリブのインタープレイを使ってサックスソリを作ったとすると、著作権を侵害しているととられてもおかしくは無いです。
ただ、ジャズのカルチャーとして「ソロをコピーされた事に対して著作権を主張して利益を得ようとするなんてせこいやつだ」となるからなのか、権利者が請求しにいくことはほぼ無いんじゃ無いかと思います。
ただ、権利者が権利を主張したら認められる可能性は非常に高いと思います。

この記事なんかが面白いと思います。

コラム

著作隣接権という権利については,「著作物の創作者ではないが、著作物の伝達に重要な役割を果たしている実演家、レコード製作者…

追記

著作権の本を読んでいたら編曲についてもう少し現実的な書き方がされていました。

ポップスやジャズはカバーされることは基本的にはプロモーションになるので、編曲権を管理している音楽出版社(著作権を所持している会社)にとっては喜ばしいこととしているようですね。
PE’Zの大地讃頌については、大地讃頌が純音楽だったために起こったことの様なので、そこまで神経質にならなくても良さそうです。

ただ、大地讃頌の事件後、音楽出版社に対しての編曲に関しての問い合わせが激増したようです。
これは編曲権を誰が所有しているかがJASRACのデータベース上で分からない事が原因の一つなので、JASRACが編曲権を誰が持っているのかを明示するようにすると良い、と本には書かれていました。
なかなか複雑ですね。

参考 よくわかる音楽著作権ビジネス 基礎編 p.112

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